ぶらり探訪「どこか知らない所にぶらっと行ってみたい。」
「ぐるっと四国」五日目。

 

ぶらり探訪「どこか知らない所にぶらっと行ってみたい。」

 

見知らぬ土地、行ったことのない街。

行ったことはあるけど仕事オンリーで全く観光なんかしなかった街。

そんな所へぶらっと行ってみたい。 

思い立ったら吉日で、早速旅立ってみようと思います。

 

その土地の風俗や歴史、おいしい料理、特産品、お酒などを探しながら、

ぶらぶらと歩いてみようと思います。

 

今回の旅は「ぐるっと四国」です。

阿波の国「徳島県徳島市」~「高知県高市」~「愛媛県松山市」~「香川県高松市」と、

四国の海側をぐるっと旅してみようと思います。

 

4泊5日の予定だったのですが、

結局途中宇和島で一泊したため5泊6日の旅程になりました。

 

「ぐるっと四国」五日目は高松です。

 

松山から高松へは「予讃線の特急高松行」で約2時間30分の旅程ですが、途中「多度津」で下車して、土讃線に乗り換えて「金刀比羅宮」によって見ました。

多度津から琴平までは約15分くらいで到着です。


金刀比羅本宮 出展:琴平町観光協会

昔から「こんぴらさん」と呼ばれて親しまれている金刀比羅宮に寄るのは初めてで、

一度来たいと思っていました。

高松までは何度も来たことがありますが、すべて仕事関係で、

観光する余裕がなく、結局今まで一度も来たことがないという有様です。

 

「こんぴらさん」昔から航海など海上交通の守り神として、

海上関係の仕事の方々に深く信仰されてきた神様です。

 

森の石松金毘羅代参

 

わたしは、「こんぴらさん」というと、すぐに思い出すことがあります。

それは「森の石松」です。

親分の清水次郎長に代わって、

次郎長親分から預かった刀を「こんぴらさん」に代参奉納する役目を負った石松は、

旅の途中でいろいろ面白い話を繰り広げ、

特に三十石船での話は少し古い方ならだれでも知っている愉快な話です。

 

船中客たちの間で、だれが一番強いかということになり、

結局清水の次郎長親分が「海道一の大親分」で、

一番強いというところまでたどり着くんですが、

 

じゃあ子分の中では誰が強いのか?という話になり、

大政や小政などいろいろな子分の名前が出るのですが、

最後の最後まで自分(石松)の名前が出てこないんで、拗ねていると、

江戸からの客が「そうだ、忘れていやあしませんか?」

と言ってついに石松の名前が出て、大いに喜んで

「寿司食いねえ・お茶飲みねえ」となるわけで、

 

さらに落ちもありますが、とにもかくにもそんな旅をしながらも無事に代参を済ませて、

清水への帰途、都鳥一家というところに寄るんですが、

 

見受山鎌太郎親分という方から預かった、

石松が持っている百両という金目当てに、

都鳥一家の三兄弟が森の石松を殺してしまうという話です。

 

このあと次郎長は敵を討ちに行きますが、

まあ、そのような話で、

「広沢虎造」という当時は大人気の浪曲家の「清水次郎長伝」という有名な続き物の話です。

 

さて、回り道してしまいましたが、

金刀比羅宮の有名な参道の785段の石段を登って本宮に参り、

奥社まではさらに1368段も登らないとならないという結構苛酷な石段登りです。

 

しかし老若男女を問わず、ほとんどの方々は、

せっかくここまで時間をかけてきたのだから、

と奥社まで登る様子を見て、さすがに名高い金毘羅さんだなあーと感じました。


もちろん私もまだ足腰がしっかりしていて、

毎日2時間の散歩を欠かさずにやっている自負もあるので、

奥社まで何とかたどり着いたものの、しばらくは動けない状態でした。

 

最近では、千葉の鋸山の頂上から、

さらに上の大仏を見るために急坂階段を上った時も相当きつかった記憶がありますが、こ

このはその意味では比較にならないほどのきつさでした。

 

何とか戻りも急坂階段を下りて(下りも結構きついもんです)

下までたどり着きましたが、もう一度ここに来たいかと問われたら考えちゃいます。

 

さて、一度多度津に戻って高松に向かいましたが、高松で降りずに屋島まで足を延ばしてみました。

現平合戦の古戦場屋島

約800年前に平氏と源氏が戦った古戦場で、平氏はここで源氏に敗れ、

その後最後の戦場「壇ノ浦の戦い」で平氏は滅亡、

その後源頼朝によって鎌倉幕府が開かれ、鎌倉時代となったのですが、

この戦いでは有名に話が残っていますね。

 

戦いが一段落した夕方になって、平家方から一艘の小舟が表れて、

船に乗っている美女が、竿の先につけた扇を指して、

この扇を射てみなさいとの仕草をしたため、

源氏方から下野の国の那須与一が弓を射てその扇を見事に撃ち落としたという話です。

那須与一はこのことから今の時代でもその名を聞けば知っている人が多いでしょう。

 

屋島は台形の平たい島で、晴れた日は大変見晴らしがよく、高松市街や島々がよく見えます。


屋島 出展:高松旅ネット

 

屋島を後にして、高松に向かい、高松駅からほど近い「高松城」に行ってみることにしました。

高松城水攻め!「秀吉の天下取り」がここから始まった

 

高松城と言えば、豊臣秀吉(当時はまだ羽柴姓)から水攻めで攻められた有名な城ですね。

後に「高松城水攻め」として、城攻めとしては前代未聞の策戦でした。

 

羽柴秀吉が天正10年に信長の命で、毛利氏が支配する中国攻めを命じられ、

最初の攻撃地点として四国高松城を攻略する策を採ったものの、

掘割に海水を取り入れた難攻不落の城構えに思案していた時、

軍師の黒田官兵衛が水攻めの策を提案し、たまたま梅雨時でもあったため、

秀吉はこの案を取り入れ、突貫工事で城の周囲に堤防・土塁を築き、

周りの河川の堤防を崩してこの堤防・土塁に水を流し込み、

そのために城はほぼ水没したとされています。

 

当時の高松城主は「清水宗治」で、宗治はほぼ水没したにもかかわらず、

頑として秀吉の降伏勧告に応じませんでした。

しばらく膠着状態のまま時は流れていったのです。

 

しかしこのとき、京の都ではとんでもない大事変が起きたのです。

信長から秀吉の援軍として中国攻めの参陣を命じられた「明智光秀」が、

一度領地の丹波に戻り、その後丹波を発って中国に向かう途中、心変わりして

同じく秀吉の依頼で中国に遠征途中に京都の「本能寺」に宿泊していた

主君「織田信長」を襲い、殺害したクーデター事件「本能寺の変」です。

光秀に襲われた信長は、襲撃相手が明智光秀と知ると

「是非に及ばず」(あれこれ愚痴を言っても仕方がない、光秀が相手では逃れるすべはない)

という有名な最期の言葉を言って、

「幸若舞の敦盛 」を一舞して、本能寺に自ら火を放って自刃して果てたのです。

 

急使からこの情報を知った秀吉と官兵衛は、

策を用いて急遽毛利氏と和睦して、

その和睦条件は高松城主、清水宗治の切腹のみで、城を開城するというものでした。

 

毛利方はこの交渉に有名な安国寺恵瓊という毛利氏の策戦参謀を充て、

この提案に納得して、

(納得したというより秀吉の思いもよらない提案に飛びついたようだ)

清水宗治を説得して切腹させて和睦したのです。

 

秀吉はすぐさま京都に向かって進軍し、

山崎の合戦で明智光秀を討ち主君の仇を返したのです。

 

この秀吉の京都への進軍を「中国大返し」と言って、後々まで語り継がれています。

 

この「中国大返し」によって、秀吉が後に天下を掌握したといっても過言ではないほどの、

事実上の最も重要な出来事だったことは皆さんもご存知ですよね。


高松城櫓 出典:高松市観光協会

 

さて、大変話が長くなってしまいましたが、

今夜は市内のビジネスホテルに宿泊して、讃岐うどんを食べて、

夜は相変わらず繁華街に出かけておいしいお酒を飲んで、

金毘羅さんでの疲れを取ろうと思います。

 

今日で四国の旅も最後です。

明日は高松から多度津を経由して「瀬戸大橋」を渡って岡山経由で東京に戻ります。

 

四国ぐるっと5泊6日。

本当に楽しい旅でした。

 

今度来るときは旅程を夏ごろに設定して、四万十川のアユ釣りがやりたいと思います。

四国ぐるっと、長い話(長旅)になり、

つまらない話もあったと思いますが、飽きずにまた付き合ってください。

よろしく!

 

交通手段

一日目/東京駅~新神戸(JR新幹線のぞみ博多行)2時間44分 14,900円(乗車券9,290円 特別料金5,610円)589.5km。新神戸~徳島駅(高速バス 神戸淡路鳴門自動車道「阿波エクスプレス神戸号・徳島駅前行」)2時間21分 3,300円)113.2km。

二日目/徳島駅~高知駅(JR徳島線~JR土讃線)2時間40分 5,660円(乗車券3,180円 特別料金2,480円)156.7km。

三日目/高知~宇和島3時間55分4,660円(乗車券2,960円 特別料金1,700円)154.3km

四日目/宇和島駅~松山駅(JR予讃線特急松山行)1時間31分 3,310円(乗車券1,810円 特別料金1,500円)96.9km

五日目/松山駅~高松駅(JR予讃線特急高松行)2時間26分 5,990円(乗車券3,510円 特別料金2,480円)194.4km

六日目/帰京:高松駅~岡山駅~東京駅(4時間23分 17,970円(乗車券11,310円 特別料金6,660円)

 

温泉、宿泊施設
仏生山温泉:温泉宿とは思われないようなモダンな造りのホテルがあります。
湯元さぬき瀬戸大橋温泉:明石大橋近くにあり、夜景のきれいな温泉です。

漁業、特産品、グルメ、お土産活盛り
高松と言えば何をさておいても上げなければならないのが「讃岐うどん」です。
市内には明天座ずらりと軒を連ねていて、どの店も平日朝から混雑するのは当たり前の状態です。
どの店に入っても、おなじみの「讃岐うどん」が堪能できます。

「大吉」:セルフスタイルの名店。トッピングもセルフで選べ、財布にやさしく値段もおいしいです。
うどん本陣山田家「讃岐本店」:ぶっかけが絶品です。
本格手打もり家 :看板メニューは「かき揚げおろし」780円とリーズナブルです。
手打十段「うどんバカ一代」:いつ行っても、窯から揚がったばかりの新鮮な「讃岐うどん」が食べられる、有名人が多く訪れる名店です。
手打うどん「三徳」:「山かけ鉄火しょう油うどん」、「餅おろし肉ぶっかけうどん」など、ここでしか味わえない創作「讃岐うどん」が堪能できます。
情熱うどん「わらく」:とり天ぶっかけや、かしわざるうどんが人気の持ち理うどんです。
寿司・海鮮料理:意外と知られていないのが(というよりあまりにもうどんが有名なため)瀬戸内海の新鮮な魚が豊富な高松の寿司や海鮮料理です。どの店も値段もリーズナブルで、瀬戸内の魚が堪能できます。

名所、旧跡、観光
栗林公園:日本3大公園にも劣らないといわれる回廊式日本庭園の名園。南湖に架かる偃月橋からの眺めは絶品です。春夏秋冬いつでも美しい姿を見せてくれる公園で私も高松を訪れた際には必ず足を運んで眺めを楽しんでいます。桜の時期や紅葉の時期にはライトアップして市民を楽しませています。


栗林公園偃月橋 出典:高松市観光協会

屋島:源平合戦を偲ばせてくれる眺めの素晴らしい景観地です。
史跡高松城跡(玉藻公園):高松城には関ケ原の合戦後、水戸徳川頼房の子で水戸光圀の兄、松平頼重が初代藩主として12万石を与えられて入封し、明治まで12代続いた高松藩の居城です。
琴平電鉄・通称ことでん:高松琴平電気鉄道株式会社が運営する。駅前から走っている市電感覚の電車です。名所ではありませんが高松に来たら乗ってみてください

お酒
丸尾本店「悦凱陣(よろこびがいじん)」香川県 仲多度郡
川鶴酒造「川鶴」香川県 観音寺市
西野金陵「金陵」香川県 仲多度郡
綾菊酒造「綾菊」香川県 綾歌郡
岡田酒造「国粋」香川県 丸亀市

繁華街
ライオン通り商店街:居酒屋、料理屋などが並ぶ高松一の夜の繁華街。
トキワ新町商店街(通称:トキ新)はバー、キャバクラ、飲食店が多い繁華街。

 

今回のぶらり旅はいかがでしたでしょうか…。

この「ぶらり旅」があなたの旅の参考になればうれしいですね。

コメントいただければ励みになります。

ヨロシクね。

次回もまたどこか知らない所へ「ぶらっと」旅をしてみたいと思います。

musashiでした。

###############################################################
このblogはいかがでしたか?良かったらコメントくださいね。###############################################################