ぶらり探訪「どこか知らない所にぶらっと行ってみたい。」「ぐるっと四国」二日目。
ぶらり探訪「どこか知らない所にぶらっと行ってみたい。」
見知らぬ土地、行ったことのない町、
行ったことはあるけど仕事オンリーで全く観光なんかしなかった街。
そんな所へぶらっと行ってみたい。
そんな旅に出ようと思い、
旅立ってみようと思います。
その土地の風俗や歴史、おいしい料理、特産品、お酒などを探しながら
ぶらぶらと歩いてみようと思います。
今回の旅は「ぐるっと四国」です。
阿波の国「徳島県徳島市」~「高知県高知市」~「愛媛県松山市」~「香川県高松市」と、
四国の海側をぐるっと旅してみようと思います。
4泊5日の予定ですが、途中寄り道をするかもしれません。
「ぐるっと四国」二日目は徳島駅からJR徳島線の特急阿波池田行で
阿波池田駅まで阿波池田からはJR土讃線の
JR特急高知行に乗り換えて高知駅までの旅です。
徳島駅を出発して阿波池田までは徳島線、
阿波池田からは土讃線に入って四国内陸部・山間部をひたすら走り
おおよそ3時間弱で高知駅に到着。
坂本龍馬と桂浜。そして「南国土佐を後にして」
高知といえば何といっても「坂本龍馬」ですね。
しかし私にはもう一つ高知といえば、ペギー葉山さんが歌った「南国土佐を後にして」です。
特に忘れられない節が、歌中で歌われている「はりまや橋」と「桂浜」ですね。
「♪土佐の高知のはりまや橋で,坊さんかんざし買うを見た。♪]。
そこで早速「はりまや橋」に行ってみることにしました。
「はりまや橋」の由来は、堀川という川を挟んでライバルで
商売をやっていた播磨屋さんの息子「純信さん」と櫃屋さんの娘「お馬さん」が恋をしたために
それ名で仲の悪かった両店が和解し、
二人が逢瀬を楽しむために橋を架けたそうです。
恋が成就したラブストーリーです。
橋は思ったより小さいものでしたが恋人同士にとって恋愛が成就するスポットとなっているようです。
「はりまや橋」のすぐそばには「南国土佐を後にして」の歌碑があり、
ここは大勢の人が訪れる観光スポットになっているそうです。
「南国土佐を後にして」
武政英策作詞・作曲
♪ 南国土佐を あとにして
都へ来てから 幾年(いくとせ)ぞ
思い出します 故郷の友が
門出に歌った よさこい節を♪
♪土佐の高知の 播磨屋橋(はりまやばし)で
坊さん簪(かんざし)買うを見た♪
♪ 月の浜辺で 焚火(たきび)を囲み
しばしの娯楽の 一時(ひととき)を
わたしも自慢の声張り上げて
歌うよ土佐の よさこい節を♪
♪みませ見せましょ 浦戸をあけて
月の名所は 桂浜♪
♪ 国の父さん 室戸の沖で
鯨釣ったと いう便り
わたしも負けずに 励んだ後で
歌うよ土佐の よさこい節を♪
♪いうたち いかんちや おらんくの池にゃ
潮吹く魚が 泳ぎよる
よさこい よさこい♪
南国土佐を後にして歌碑 出典:http://4travel.jp/
「はりまや橋」を後にして、次なる目的の名所は「桂浜」です。
タクシーで30分くらいで桂浜に到着。
確かに歌に歌われているようなきれいな砂浜が続き趣のある浜辺です。
桂浜には「竜馬像」があり、ここも一大観光名所です。竜馬は桂浜から、
はるか海原を見据え、
「日本は小さいきに、この先は世界を見ていかなきゃあいかんきに」と言っているようでした。
浜辺をそぞろ歩いた後は再びタクシーで市内に戻り「高知城」に行ってみました。
一豊の千代、夫を土佐藩主にまで押し上げる!「功名が辻」
戦国期の安土桃山時代、のちの豊臣秀吉(このころはまだ羽柴秀吉と名乗っていた)
に見いだされて武将となり、
秀吉の主君織田信長が京都で主催した「お馬揃え(馬見せ)」
(今でいう馬の品評会みたいなもの)で、
夫のために金子十両で購入した馬に乗って参加したところ、
織田信長から「素晴らしい馬だ」と別旨のご沙汰を賜り、
大いに男を挙げたと言い伝えられています。
このことで一豊の妻「千代(後に見性院」)は「山之内一豊の妻」「あげまん」
として大いに喝采され、
「良妻の鏡」と後々まで語り継がれたことはあまりにも有名です。
その山之内一豊は秀吉亡き後、関ケ原の合戦で徳川家康に与し、
徳川勝利の後ここ高知に封されて土佐二十四万石の大大名となったのです。
司馬遼太郎氏の書いた「功名が辻」では
「千代がいなければ一豊が国持ち大名になるなどありえなかった」
と書かれているほどその功名は群を抜いていて、
金沢藩前田家百万石の藩祖前田利家の妻「お松」と並び、
良妻賢母の見本とされたものです。
関ケ原の合戦以前はここ四国全土は「長宗我部元親」が制圧していましたが、
元親亡き後、関ケ原の戦いでは元親の息子長宗我部盛親は西軍の石田三成に与したため、
徳川家康に改易され、その後にこの地を家康から与えられた山之内一豊が入封したのです。
坂本龍馬の物語ではよく郷人といわれる言葉が出てきますが、
この郷人とは旧長宗我部家の家臣団のことで、山之内家の下では冷や飯を食った人たちです。
坂本家は山之内家が支配する土佐では旧長宗我部家家臣団のよそ者だったようです。
さて、話が長くなりました。
今日は高知城を見た後はホテルにチェックインしてひと風呂浴び、繁華街に繰り出すことにしましょう。
地名の由来:江戸時代以前は高知城の周辺は鏡川などの川に挟まれた地形で、高知城は当時「河中山城」(こうちやまじょう)と呼ばれていたそうです。
その「こうちやまじょう」がそのまま「高智山城」となり、やがて「高知城」となったそうです。
交通手段:
一日目/東京駅~新神戸(JR新幹線のぞみ博多行)2時間44分 14,900円(乗車券9,290円 特別料金5,610円)589.5km。新神戸~徳島駅(高速バス 神戸淡路鳴門自動車道「阿波エクスプレス神戸号・徳島駅前行」)2時間21分 3,300円)113.2km。
二日目/徳島駅~高知駅(JR徳島線~JR土讃線)2時間40分 5,660円(乗車券3,180円 特別料金2,480円)156.7km。
三日目/高知駅~窪川駅(JR土讃線特急中村行)窪川~宇和島駅(JR予土線宇和島行普通列車)宇和島駅~松山駅(JR予讃線特急松山行)5時間52分 7,800円(乗車券4,800円 特別料金3,000円)251.2km。
四日目/松山駅~高松駅(JR予讃線特急高松行)2時間26分 5,990円(乗車券3,510円 特別料金2,480円)194.4km
五日目/高松駅~岡山駅~東京駅(4時間23分 17,970円(乗車券11,310円 特別料金6,660円)。
飛行機:羽田空港~徳島空港 1時間20分 33,390円 703km。
自動車:
東京/新東名・東名高速道路~ 伊勢湾岸自動車道~東名阪自動車道~新名神・名神高速道路~中国自動車道~山陽自動車道~神戸淡路鳴門自動車道~ 高松自動車道~ 徳島自動車道。所要時間6時間54分、通常料金17,710円・ETC料金15,380円総距離627.2km。
温泉、宿泊施設:高知城下の天然温泉「三翠園」料理と天然温泉でもてなしてくれます。
中津渓谷「ゆの森」」仁淀川中津渓谷の鉱泉。「龍河温泉」自然豊かな温泉宿。
「そうだ山温泉」鉱泉を薪(まき)で沸かししている。
「物部川温泉」龍河洞県立自然公園の物部川河畔の渓谷美が楽しめる温泉。
天然温泉「はるのの湯」。高知では珍しい天然温泉。「土佐龍温泉」海と山の大自然に囲まれた温泉。
農漁業、特産品、グルメ、お土産:
皿鉢(さわち)料理:皿にカツオのタタキや寿司などの料理をてんこ盛りにした高知の皿鉢料理。
家庭での宴会や法事などで、大人数で大皿を囲み味わう郷土料理です。
ひろめ市場:63店舗とイベント広場からなる複合施設。
「龍馬通り」「いごっそう横丁」など7つのゾーンに分けられ、
食事処で土佐の特産品などが販売されています。
ひろめ市場 出典:https://www.attaka.or.jp/
お酒:
南酒造場「南」
西岡酒造「久礼」
酔鯨酒造「酔鯨」
亀泉酒造「亀泉」
仙頭酒造場「土佐しらぎく」
土佐鶴酒造「土佐鶴」
司牡丹酒造「船中八策」「司牡丹」
菊水酒造「四万十川」
濱川商店「美丈夫」
有光酒造場「安芸虎」
藤娘酒造「藤娘」
文木酒造「桃太郎」
松尾酒造「松翁」
高知酒造「瀧嵐」
高知の酒の特徴は「淡麗辛口」で、料理によく合うサッパリとした辛口の飲み心地です。
灘、伏見の酒とは一味違う、いわば豪快な飲み心地といえばよいのでしょうか?
呑兵衛の私としてはここ高知の酒は特に好みです。
いまでは東京でも高知の酒は様々な銘柄が手に入りますが、
以前はなかなか手に入らず、主に「司牡丹」を愛してました。
今では好みとしては「酔鯨」です。
繁華街:城回りそばの追手筋および帯屋町、廿代町の辺りと堺町あたりが高知の繁華街。
特に追手筋、帯屋町、廿代町は若者たちが多く集まるキャバクラやガールズバーなどが集中しています。
堺町周辺は大人の雰囲気で、居酒屋や小料理屋などがあります。
お祭り:今や全国展開となってしまったよさこい祭りですがもちろんここ高知が本家本元です。
よさこい祭り 出典:http://tamarany2.exblog.jp/
名所、旧跡、観光:「はりまや橋」
はりまや橋 出典:http://4travel.jp/
「 桂浜と竜馬像」
桂浜と竜馬像 出典:http://4travel.jp/
「高知城」
高知城 出典:http://yosakoi-town.net
今回のぶらり旅はいかがでしたでしょうか…。
この「ぶらり旅」があなたの旅の参考になればうれしいですね。
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ヨロシクね。
次回もまたどこか知らない所へ「ぶらっと」旅をしてみたいと思います。
musashiでした。
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